二年目のクソニンジン

今回はこの株が歩んできた、少し奇妙で力強い軌跡について語りたい。

実はこのクソニンジン、去年は思うように成長しきれず、途中で成長を止めてしまった株であった。クソニンジンは本来、一年草である。冬を越えずに枯れ果てるのが道理であり、私も半ば諦めていた。

ところがどうだろう。今年になって、その常識を覆すかのように、新しい葉と茎が勢いよく伸びてきたのである。

じっくり観察してみると、非常に興味深いことに気づく。

画面の下側、去年から残っている古い部位は完全に茶色く枯れ木のように変色している。しかし、まさにその茶色い点から地続きで伸びた先は、鮮やかで綺麗な緑色をしているのだ。

古い命を足場にするかのように、新しい命が力強く連なっている。この生命力のタフさには、ただただ圧倒されるばかりであった。

さらに面白いのが、その伸び方だ。

主軸が途切れたためか、横から生え変わった茎たちが、少しでも光を浴びようと太陽に向かってうねるように、のたうつように伸びている。真っ直ぐではなく、まるで生き物のように意思を持って光を追いかけた痕跡が、そのうねりにそのまま刻まれているのだ。

綺麗に整った畑のハーブにはない、この力強い生命力こそが、私がクソニンジンという植物に魅了されてやまない理由なのかもしれない。

去年うまく育たなかったからといって、そこで終わりではない。

茶色く枯れた過去を背負いつつ、横から、斜めから、うねりながらでも光に向かって緑を伸ばしていく。そんなクソニンジンの姿に、どこか人間っぽさのようなものまで感じてしまうのは、私の考えすぎだろうか。

一年草という枠組みすら超えてリベンジを果たしてくれた、我が家のタフなクソニンジン。

これからの夏本番、このうねる茎たちがどこまで緑を広げていくのか、楽しみに見守りたい。

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